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つぶやき

2021.08.28

シリーズ完結!

舞台の話を書き続けている名古屋の中村です。

今回は、、、やっぱり舞台のお話を(笑)

演出家の故・蜷川幸雄さんがライフワークにされていた

「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の第37弾「終わりよければすべてよし」を

ホームグラウンドのさいたま芸術劇場まで観に行ってきましたよ。

 

以前にも書きましたが、このシリーズは蜷川さんが初代芸術監督に就任されたさいたま芸術劇場で

シェイクスピア全37戯曲を全て上演するという大プロジェクトで、1998年にスタート。

残念ながら2016年5月に蜷川さんがお亡くなりになり、残りの5作品は遺志を引き継いだ俳優の吉田

鋼太郎さんが演出を努め、実に23年をかけて完走されました。

 

私が東京事務所に単身赴任をしていた時、せっかく東京に居るのだから

「演劇を観てみたい。観るなら『世界のニナガワのシェイクスピア』ぐらい観ないと!」

なんて思って、初めて本格的な演劇を観たのが2012年の第26弾「トロイラスとクレシダ」でした。

ステージ全体がひまわりで埋め尽くされすごく印象的でしたし、何より映像作品で観ていた俳優さん達とは

全く違う舞台上の生の演技に圧倒され、舞台の面白さに引き摺り込まれました(笑)

 

今回はステージ全体が彼岸花で真っ赤に彩られ、藤原竜也さん、石原さとみさんを中心に下世話な恋の物語が

展開。約400年近く前に書かれた戯曲なのに、必死に好きな男性を自分のものにしようと奮闘する女性の姿は

現代にも通じるものがあり、変わらない人間の恋愛事情に笑えました。人間はやっぱり阿呆です(笑)

スタンディングオベーションに迎えられカーテンコールで並ぶ出演者の後ろに、天井から蜷川さんの写真が降り

てきた時には、「あ〜、これで終わってしまうんだ」と実感しました。

吉田鋼太郎さんには今後も、「ニナガワ・シェイクスピア」を続けて欲しいと思うし、早く次の作品を観たいと

切に思う今日この頃です。

 

 


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