舞台ネタを書き続けている名古屋の中村です。
今回は、久しぶりに吉田鋼太郎さん演出のシェイクスピアを観てきました。2020年に上演途中で「新型コロナウイルス感染拡大」の為公演中止となった、阿部寛さん主演の「ヘンリー八世」の再演です。当時、私はチケットを購入していて泣く泣く返金手続きをした経緯もあったので、2年半ぶりの再演に感慨一入でした。
今回は会場入場時にスタッフの方から「途中、演出に使いますのでお持ちください。」と、写真の「旗」を手渡されました。私もこのシリーズは何作品か観ていますが、これは初めてのことでしたので既に「ワクワク」状態。会場に入ると客席通路の先には舞台に上がる階段が。今回は客席通路を使った演出があるぞ、しかも私の席は通路のすぐ横。俳優陣を間近に観れるチャンスです。
今回も娘と参戦でしたので、通路横初体験の娘に席は譲り、私はその横で。物語のラスト、私たち観客は、国王の行列を旗を振りながら出迎える市民となり、客席通路を国王の行列が進むという演出でした。主演の阿部寛さんは別の通路でしたが、私たちの通路には大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の源頼家役が記憶に新しい若手俳優の金子大地君が。やっぱめっちゃカッコいいです。
壮麗な舞台美術と、豪華な衣装。やっぱりシェイクスピア作品の舞台は、本当に舞台の醍醐味を存分に味わせてくれる作品です。来年の年明けには、同じくコロナ禍で公演中止となった、小栗旬さん主演の『ジョン王』の再演が決まっていますので、絶対チケット手に入れて観たいと思います。